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建築情報
2017/03/30

炭素繊維ロッドで善光寺を耐震改修

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建築雑誌より、ご紹介させていただきます。

長野県の善光寺は、繊維メーカーのコマツ精練が開発した炭素繊維複合材料
「カボコーマ・ストランドロッド」を、国の重要文化財である軽蔵の耐震補強材に使用しました。
開発した炭素繊維ロッドを重要文化財の耐震補強に用いるのは全国で初めてです。

鉄筋ブレースを用いた在来工法に比べ、以下の利点があります。
 ・木材を傷つけるリスクが少ない
 ・耐久性が高い
 ・施工が容易になる
 ・工費を抑えられる

この「カボコーマ・ストランドロッド」は、炭素繊維をロープ状に加工し、それを7本合わせたものに熱可塑性樹脂を含浸させた材料であり、鉄筋と比べて比重が約4分の1、引張強度は約7倍なので軽くて強いです。
さびが発生しない上に結露が起こりにくく、剛性は鉄の約3分の1と木材に近いものになっています。
こうした点が木造文化財の耐震改修に向いていると判断され、採用に至りました。