杭が岩盤まで届かずマンションが傾いてしまったり、
鉄筋が足りないまま鉄筋コンクリート柱が打設されてしまったり、、、

分譲マンション施工不良の発覚が相次ぐ昨今、
名古屋でも施工不良が発覚しました。

550カ所ある構造スリットのうち110カ所が未施工だったとのこと。

構造スリットとは、柱と雑壁を構造的に切り離す為に用いる緩衝材の事で、
袖壁や垂れ壁、腰壁などの所謂、雑壁が柱と一体化すると起こりやすくなるせん断破壊を防止する為のもの。

今回の分譲マンション設計関係者は、
これにより大地震が発生した際のひび割れの可能性は認められるものの、
耐震強度に対する重大の悪影響は無いと判断しているそうです。

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この事象に対して、当社ＥＮＡでも
今年入社の高木くん、川島さんが下記のように話しています。

■法律に抵触しているか否かではなく、そこに住む人の事を考えた上での設計ができる設計者でありたい。
設計に対して表も裏もなく真っ直ぐ向き合っていたい。（写真左：2016年入社　愛知工業大学卒　高木俊冴）
　　　　　　　
■私が今いる建築設計業界という意味では、この記事に出てくる方々は私の先輩になるのだと思います。
そういった点で設計者を志すものとしてやはりショックですし、客観的に見ても何を信じれば良いのか、と不安にもなりました。
私はまだ建築設計を始めたばかりですが、一つ一つを丁寧に間違いの無い設計をしたいと思います。
（写真右：2016年入社　足利工業大学卒　川島結衣）

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熊本大地震がもたらした被害によって不安が募る中、
今一度、私達、設計者一人一人も安全性、耐震性において意識を高く持ち、
お客様の不安を少しでも軽減していきたいと考えています。