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建築情報
2017/04/25

台北の注目ビル「台北南山広場」

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建築雑誌よりご紹介させていただきます。

台湾の台北市中心部で、台湾の生命保険会社、南山人寿が開発する超高層ビルが昨夏に上棟しました。
台北で最も賃料が高いといわれるブランドオフィス「台北南山広場」です。

日本の三菱地所設計が台湾の瀚亞建築師事務所と共に設計しました。
高さ272mあり、観光ガイドなどで新名所として紹介されています。

三菱地所設計の須部恭浩チーフアーキテクト:
「2012年に行なわれた事業コンペの段階では、事業採算を重視し現在の半分ほどの高さの2棟の超高層で構成していたが、
しかし、いずれ周辺のビルに埋もれてしまうという都市デザインの観点から、1棟の超高層ビルが良いと事業主に提案をした。」

将来を見据えた案は事業主の心を捉え、建築だけではなく、オフィスインテリアや商業ゾーンの外装など、細部を含めたすべての設計に関わることになったそうです。

外観は上階にいくほど面積が小さくなる形状であり、南山人寿の「山」や、両手をあわせて平和を願う「合掌」のイメージを重ねています。
竣工は2017年末予定であり、オフィス部分から段階的に使用を開始し、商業施設は2018年夏ごろの開業を予定しているそうです。