建築情報
2019/05/29
建築雑誌より紹介させて頂きます。
♦製品名
♦開発元
♦工法
♦用途
デメリット
【新工法】
メリット
床面や天井面をCLT床から浮かせると遮音性を高められるが、重量床衝撃音を増幅される場合がある。これに対し大成建設は、乾式二重構造の端部に隙間を設け、気密性を下げることでその現象を回避した。
この新工法は構造全体の軽量化、基礎構造の簡略化になり、コストダウンに繋がると考えられている。
CLTの床でもRC造並みの遮音性 ―大成建設が開発、ホテルや集合住宅に提案―
建築雑誌より紹介させて頂きます。
♦製品名
「T-WOOD Silent Floor」
♦開発元
大成建設株式会社
♦工法
直交集成板(CLT床)を用いた木造枢体床(CLT床)の遮音性を高める乾式工法
♦用途
木造のホテルや集合住宅
【従来工法】
建物にCLT床を適用する場合、遮音性を高めるため、上面にコンクリートを打設する。
デメリット
- 打設時にモルタルが下階へ染み出るリスクがある。
- 養生期間が必要なので工期が延びる。
- 基礎工事が大掛りになりコストが高まる。
【新工法】
CLT床の上下面を強化石こうボードで被覆し、上面に遮音性乾式二重床を設け、下面には天井面を石こうボードとした一般的な吊り天井とする。吊り天井のふところにはゼオライトを封入した袋を敷き詰める。
メリット
- コンクリートを打設しないのでモルタルが下階へ染み出るリスクが無くなり、工期やコストを減らせる。
- 天井板が共振して生じる騒音を抑える。
- ゼオライトは脱臭剤や吸収剤に使用される不燃材料である。
床面や天井面をCLT床から浮かせると遮音性を高められるが、重量床衝撃音を増幅される場合がある。これに対し大成建設は、乾式二重構造の端部に隙間を設け、気密性を下げることでその現象を回避した。
この新工法は構造全体の軽量化、基礎構造の簡略化になり、コストダウンに繋がると考えられている。