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建築情報
2019/06/05

太陽光発電は売電で万々歳?

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太陽光発電とは太陽の光を電力に変換する発電方式である。この普及を促す取り組みが進んできた一方でその仕組みに問題が生じ始めている

 

エコハウスにおいての省エネと創エネ

 

エコハウスを作るということは、環境に負担をかけずに家を作るということであり、環境に負担をかけずに家を建てる為には以下2つを気を配る必要がある。

 

1つ目は、省エネルギー(=節約)

2つ目は、創エネルギー(=生産)

である。

 

 

エネルギー問題について

ここで考えるべきことは、日本が抱えているエネルギー問題(化石燃料の依存)で、依存から脱却する為には、創エネが不可欠で住宅スケールでは省エネは太陽光発電だけだと考えられた。

そのため、2009年の「固定価格買い取り制度」(通称FIT)により、「太陽光発電を乗せれば高値買い取りで儲かる」と考えられ、急速に普及した。

 

しかし、問題点がいくつかあった。

①再エネ賦課金が増えることで電気代が高くなる

②賦課金のメインが大規模太陽光のメガソーラー

③昼間の太陽光により電気系統がパンクしてしまう

 

これを防ぐ為には省エネ電気を系統に売電することを一時的に制御できる「出力制御」があり、現状、大規模太陽光のメガソーラーが対象とされた。

 

このことから、目先の得損ばかりではなく長期的な視点で、再エネを上手に受け止める社会と建築に変化していくことがこの先求められていることが分かる。